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ベビー(赤ちゃん)

更新日:2022.03.28

赤ちゃんが「暑い」とどうなる?知っておきたい、服装・お風呂・室温のコツ

赤ちゃんが「暑い」とどうなる?知っておきたい、服装・お風呂・室温のコツ

ベビーお役立ちコラム【赤ちゃんが「暑い」とどうなる?知っておきたい、服装・お風呂・室温のコツ】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

赤ちゃんが「暑い」とどうなる?知っておきたい、服装・お風呂・室温のコツ

育児中、「今って赤ちゃんにどんな服を着せればいいのかな?」と悩んだことはありませんか?赤ちゃんが寒い思いをしたらかわいそうと、大人よりも厚着をさせている方も多いはず。 しかし、実は、赤ちゃんや子どもはとても暑がりで汗っかき。意識して大人よりも涼しく保ってあげることが大切です。ここで、赤ちゃんが快適に過ごせる「服装・お風呂・室温」のポイントを知っておきましょう。

▼肌トラブルを防ぐ、未熟な赤ちゃんの肌のための「肌育スキンケア」

赤ちゃんが暑がり・汗っかきな理由

大人は、どのように体温を調整しているかご存じでしょうか?

大人は、すらっとのびた首や手足などから体の熱を放出して、体温調整をしています。冬場にマフラーやレッグウォーマーで防寒をしている方も多いはず。これらは、熱の出口を暖かく保つことで、体の熱の放出を防いでいるのです。加えて、さらに熱くなると、汗をかいて調整もします。

一方赤ちゃんは、首はむちむちの顔と体に埋もれ、手足も大人のように長くありません。大人のように体温を放出することが難しく、体に熱がこもりがち。なんとか調整しようと、大人よりもたくさん汗をかきます。

暑いと機嫌は悪くなり、汗による肌トラブルの原因にも

やさしいパパやママほど、赤ちゃんが寒い思いをしないように、大人よりもたくさん着せることが多いもの。しかし、実は赤ちゃんは大人よりも衣服は少ないくらいが快適です。

暑いと、大人でもイライラするように、赤ちゃんもつらくてご機嫌が悪くなります。また、よけいにかいた汗を放置すれば、かゆみやあせもなどの原因に…。実際、冬場でもあせもで病院を受診する赤ちゃんが多くいます。

意識して、大人よりも涼しく保ちましょう

赤ちゃんは、季節を問わず「暑くないかな?」と気にかけてあげましょう。次のこんなポイントが、赤ちゃんが暑がっているサイン。もし当てはまったら、服装や室温を調整してあげてくださいね。

赤ちゃんの「暑がりチェック」ポイントはここ!

1.背中を直接さわってみて

服の中(背中部分)に、手を突っ込んでみましょう。ジワーッと汗ばんでいたら、暑がっている証拠です。ちょっと動いたり、暖かい場所に移動しただけでも意外と汗ばんでいることが多いので、こまめにチェックしてあげましょう。

2.首のシワの奥をチェック!

首のシワを広げてみてください。シワの奥が赤く線になっていませんか?実は、これはいわゆる「蒸し焼きのサイン」と呼ばれるもの!赤くなった線は、体に熱がこもって暑がっている証拠です。

これが「蒸し焼きのサイン」!

3.足の裏の温度をチェック!

赤ちゃんの足の裏は、冷たいのが普通ってご存知ですか?足の裏があたたかいのは、眠いときか具合の悪い(熱がある)とき。それ以外であたたまっているときは、体が熱くなりすぎていると考えてください。

暑がっていたときは、温度と衣服の調整を

これらのいずれかのサインが出ている時は、赤ちゃんはすでにだいぶ暑がっています。暖房の設定温度を下げる、衣服を1枚脱がす、または薄手の服に変えるなどして体温を調整してあげましょう。

赤ちゃんの服装選びのポイントはここ!

1.薄手&脱ぎ着しやすいものを重ね着して

冬でも、モコモコのセーターや厚手のお洋服を着せてしまうと、ちょっと調整したいときにできません。少し暑かったらすぐに1枚脱がせて…と調整しやすいように、薄手のお洋服を重ねるようにしましょう。

2.首や手足、おなかまわりから熱が放出できる服に

ただでさえ少ない熱の放出口をふさがない服装にしましょう。首や手足の先がキュッとすぼまっていなく、ゆとりのあるデザインのものを選びましょう。 また、赤ちゃんにとっては、おなかも大切な体温調整部分。ロンパースだと、おなかをすっぽり覆ってしまいます。できるだけ早く、生後4か月頃からは上下別れた服装にするのがおすすめです。

3.防寒としての帽子はレッグウォーマーは不要です

紫外線対策としても帽子はおすすめですが、暑がりな赤ちゃんに防寒用の帽子は冬でも必要ありません。また、レッグウォーマーやモコモコ靴下も不要。室内にいるときは、靴下なしで裸足でOKです。

4.汗を吸ってくれる綿素材がGOOD!

汗をかいた時に、汗をきちんと吸ってくれる素材や服装を選ぶのも大切なポイント。吸水性の悪い素材だと、いつまでも汗が肌に残ってしまいます。綿素材など、吸水性が良く肌触りのいいお洋服がGOOD!また、汗が溜まりやすい脇の部分もきちんと汗が吸えるように、タンクトップではなく半袖のお洋服を選ぶのがおすすめです。

5.汗をかいた時用の「着替えの服」の準備を

想像以上に汗をかきやすい赤ちゃん。ちょっと目を離したら、髪の毛がじっとりするほど汗をかいていることも。汗をかいたら、すぐにお着換え&汗の処理を。お出かけの時も、汚してしまった時用の服以外にも、肌着のストックを持っておきましょう。

室温は「22~23℃」が目安。うまくエアコンを活用しましょう

赤ちゃんにとって快適な室温は、「22~23℃」です。冬場も暑くなりすぎないように注意してあげましょう。

逆に夏場は、夜でも25℃を超えるような暑い日が続く場合もあります。夜までなんともなかったのに、朝になったら汗びっしょり&あせもだらけ…ということも決して珍しくはありません。熱帯夜は、夜中もエアコンをかけておくのがおすすめです。

お風呂の「あたためすぎ」にもご注意を!

毎日のお風呂でも、暑くないかを注意してあげましょう。お風呂のお湯が熱すぎたり長湯をさせてしまうと、ただでさえ少ない赤ちゃんの肌のうるおい成分が溶け出し、肌が乾燥してしまいます。湯温は、1年を通して38~39℃が目安です。

赤ちゃんは、湯船で温める必要はありません。もし一緒に湯船に入る場合は3分を目安にして手短に済ませましょう。体が小さい赤ちゃんは、小さく切ったお野菜のようにすぐに熱が深部まで伝わって暑くなってしまいます。

汗をかいたら…適切な処理と保湿ケアも忘れずに

子どもは体が温まるとすぐに汗をかきます。汗はそのままにしておくと、あせもやかぶれなどの肌トラブルの原因になります。汗をかいているときは、すぐにケアして肌についたままにしないようにしましょう。

汗は、子ども用の手口拭きや、濡らしたやわらかいタオルなどでポンポンとやさしくおさえ拭きをします。乾いた布でゴシゴシ拭くのは、肌を傷つけるので避けましょう。

シュシュっとかけるだけで、汗の成分をきれいに落としてくれる、ふき取りミストを用意しておくと便利です。

ベビースキンフレッシュナー

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汗の処理や、こびりつきウンチ落としに大活躍。一本あると便利な赤ちゃん用ふき取りミストローション。汗をかいた肌にシュッとスプレーして押し拭きをすればOK。汗汚れをしっかり落として、うるおいベールで肌を守ります。

また、夏場のお散歩や公園などで全身汗びっしょりになったときは、シャワーの方が簡単で肌の負担も少なくて済みます。洗浄料は夜のお風呂の1回のみで、昼間のシャワーはお湯で流すだけにしましょう(洗浄料を1日に何度も使うと、いくら低刺激のものでも肌の乾燥の原因になります)。

ベビー全身シャンプー

ベビー全身シャンプー

植物由来の弱酸性ボディシャンプーが肌のうるおいはキープしたまま不要な汚れをしっかり落とします。目や口に入っても大丈夫なので、新米ママでも安心です。

また、汗を拭いた後の肌は、うるおいも奪われて乾燥しています。その後に保湿ケアも忘れずに。保湿剤が未熟で荒れやすい赤ちゃんの肌の「バリア機能」を助け、肌トラブルを予防してくれます。

ベビーミルキーローション

ベビーミルキーローション

汗を拭いたりシャワーで流した後はたっぷり保湿してあげましょう。 保湿ケアによってうるおった肌は、汗や紫外線によるダメージを受けにくくなります。

▼あせもについて、もっと知りたい方はこちら

おわりに

今回は、赤ちゃんの「服装・お風呂・室温」のポイントをご紹介しました。赤ちゃんが寒くないかと心配してあたたかくしてあげたくなりますが、実は暑くてご機嫌がわりゅくなっていることも。季節を問わず暑すぎないかをこまめにチェックしてあげて、赤ちゃんの快適な生活ときれいなお肌をサポートしてあげてくださいね♪

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