ベビー(赤ちゃん)
更新日:2022.02.15
りんごほっぺは乾燥のサイン!たっぷり保湿で肌を守ろう
ベビーお役立ちコラム【りんごほっぺは乾燥のサイン!たっぷり保湿で肌を守ろう】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
りんごほっぺは乾燥のサイン!たっぷり保湿で肌を守ろう
寒くなると子どもの頬赤ちゃんのほっぺは赤くなるもの…と思ってはいませんか? 赤ちゃんの頬肌は薄くてデリケート。ちょっとしたことで、すぐに赤くなってしまいます。
赤いほっぺは、肌の乾燥が進んで炎症を起こし始めているサインです!放っておくと、ひび割れ・じゅくじゅくとした肌荒れなど、ひどいトラブルになってしまうことも。
今回は、赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因とケアに対策方法ついてご紹介します。
目次
赤ちゃんの肌はこんな状態!だから、肌荒れが起こりやすい
そもそも、赤ちゃんのお肌がどんな状態がご存じですか?
「赤ちゃんのようなぷるぷる肌」と、理想的な肌のように語られることの多い、赤ちゃんの肌。しかし、実際は大人以上にデリケートで、肌トラブルを起こしやすいんです!
肌の「表皮」は、大人でも約0.2mm(ラップ1枚分ほど)の厚さしかありません。その上に「皮脂膜」があることで、肌は外からの刺激を入れ込まない肌の「バリア機能」が働き、また表皮のうるおいを外に逃がさないようにできています。
しかし、赤ちゃんの表皮はその半分の厚さしかありません。当然、肌の水分量は大人よりも少ない状態です。さらに、皮脂が十分に作り出せない赤ちゃんは、皮脂膜もほとんどなく「バリア機能」が未熟。刺激に弱く、うるおいも逃げやすいといった非常にデリケートな状態なのです。
そのため、外気の乾燥やほこりなどちょっとしたことが刺激となり、すぐにカサカサ・ひび割れ・赤み・ブツブツなどの肌トラブルを起こしてしまいます。
頬が赤くなる主な原因は「気温の寒暖差」と「乾燥」!
発熱や倦怠感、湿疹などの異常がないのに、赤ちゃんの頬が赤くなっている場合、考えられる主な原因はふたつ。「気温の寒暖差」と「乾燥」です。
「寒暖差」によるほっぺの赤み
わたしたちの顔には、毛細血管がたくさん張り巡らされています。毛細血管は、外などの寒い場所では体温を外に逃がさないように収縮しますが、暖かい部屋に入ると今度は膨らんで、熱を逃がそうとします。すると、毛細血管が集中している頬に血液がどっと流れ、それが薄い皮膚から透けて、頬がりんごのように赤く見えるのです。
寒暖差による頬の赤みは、からだの正常な反応ですから、時間とともに赤みが引いていけば問題はありません。ただし、赤みがつづくと乾燥がすすみ、ほてってかゆみが生じるときは注意が必要!掻きむしって肌を傷つけないように、十分気をつけましょう。
「乾燥」によるほっぺの赤み
肌のうるおいが不足した乾燥状態が進むと、肌はすき間の空いたスカスカの状態に!ここに刺激が入り込むことで、肌が炎症を起こし赤くなってしまうのです。
言い換えれば、
・暑そう、あるいは熱があるわけでもないのに常にほっぺが赤い
・寒いところから帰ってきたわけではないのにずっとほっぺが赤い
…そんなときは、かなり肌の乾燥が進んでいて、肌トラブルが起こり始めている可能性が高いです。
顔は常に外気にさらされ、そしてよだれや食べこぼし、涙といった刺激も多い部分。ひどいトラブルになってしまう前に、肌のケアを始めましょう。
ほっぺの赤み対策①:「洗って」「保湿」のスキンケアを毎日の習慣に
肌をうるおいで満たしてこやかな状態に保つには、「汚れをやさしくきれいに落とす」ことと、「保湿ケアで水分と油分をバランスよく補う」ことが必要です。
スキンケアというと保湿にばかり注目しがちですが、汚れた肌に保湿剤を重ねても、効果は十分に発揮されません。まずは、肌にやさしい方法で汚れを落とし、清潔に保つところから始めましょう。
肌を清潔に保つポイント
●汚れはそのまま肌に放置しない
汗、よだれ、涙、食べこぼし、外のほこりや土、おしっこやうんち…。これらは肌に放置すると刺激となって肌荒れを引き起こします。汚れたらこまめに肌をきれいにしてあげましょう
●肌をこすらずにおしり拭きを
汚れを落とすときに、ゴシゴシこすると、それも肌の刺激になります。濡らした柔らかいタオルやコットン、手口拭きなどでやさしくこすらず、汚れを吸い取るように拭いてあげましょう。
●1日1回洗浄料できれいに
顔も体も、1日に1回お風呂の際は洗浄料を使って汚れを落としてあげましょう。顔はガーゼでこすって終わりというご家庭も多いですが、これでは落としたい汚れは落ちずに肌の刺激になるばかり。顔も洗浄料の泡を広げて、手でやさしく洗いましょう。逆に、1日に何度も洗浄料を使うのも肌の刺激になるので、日中汗をかいた時や座浴の際は洗浄料は使わない方がいいでしょう。
【動画で解説!】
赤ちゃんのお風呂の方法をもっと詳しく知りたい方はこちらhttps://www.natural-s.jp/kihadaiku/03.html
プッシュするだけでフワフワ泡♪
赤ちゃんから使える低刺激洗浄料
「ママ&キッズ ベビー全身シャンプーフレイチェ」は、生まれたての赤ちゃんから使える低刺激の顔・からだ用洗浄料。片手で押すだけでフワフワの泡が出てきて、デリケートな肌もやさしく洗えます。保湿成分をたっぷり配合しているから、洗いあがりはもっちり♪お風呂上がりの乾燥を防ぎます。
皮脂の多い頭皮は頭専用シャンプーが◎
「ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー」は、赤ちゃんの頭皮のベタつきやニオイ、髪の絡まりを予防できる低刺激ヘアシャンプー。赤ちゃんも、生まれてすぐから頭皮は皮脂の閔妃が過剰。その余分な皮脂を、すっきり洗い上げます。ヌルヌしないのも、使いやすいポイント。細い髪の絡まりも予防します。
保湿ケアのポイント
●拭いたら保湿までを習慣に
保湿は汚れを拭いたり洗ったりした後は、必ず行いましょう。汚れを落とすということは、同時にただでさえ少ない肌のうるおいも落としてしまいます。肌をきれいにするということは、保湿ケアまでがワンセットだと思って、手口拭きなどと一緒にして置いておくのがおすすめです。
●お風呂上がりだけでなく、朝も全身保湿を
お風呂上がりだけでなく、朝のお着換えの際も保湿ケアを習慣にしましょう。朝に全身保湿をすることで、1日の刺激から肌を守ることにつながります。朝のお着換えと一緒に、清拭に使うタオルやコットン、おむつ、保湿ケアまでをセットにして用意しておくのがおすすめです。
●たっぷりの量をこすらずに
「保湿しているのにカサカサしている…」というご家庭でよく見られるのが、「保湿剤の量不足」。せっかくケアしていても、乳液やクリームの量が足りなければ、十分な効果が発揮されません。また、少ない量をのばそうとすることが肌の刺激となることも。保湿剤は、肌がてかてかするくらいにたっぷりと、こすらずに一方向にスーッとのばしてあげましょう。
※肌荒れ・炎症が続く場合は、病院を受診しましょう。
ベビーの毎日の全身ケアにべたつかない乳状ローション
生まれたときからスキンケアを実践するため、赤ちゃんの肌に本当に必要なものだけを配合しました。ママのおなかの中の羊水に含まれる8種のうるおいアミノ酸が、赤ちゃんの肌にやさしくうるおいを与え、胎脂に近い成分ベビーズエマルジョンが肌のバリア機能をサポートします。サラッとなじんでべたつかず、なめらかな使い心地。
カサつきやすい肌もしっとり♪
ベタつかない高保湿クリーム
「ママ&キッズ ベビーミルキークリーム」は、育児雑誌のクチコミNo.1を7年連続で受賞している大人気低刺激クリーム。冬場の乾燥しがちな赤ちゃんの肌もしっとりうるおす保湿力なのに、ベタつかないのがうれしいポイント。顔も体も伸ばしやすく、もっちり肌をキープします。
ほっぺの赤み対策乾燥しやすい部分保湿は「クリーム」がおすすめです
1日に何度も拭かれ、外からの刺激を常にうけ続ける顔は、特に乾燥しやすい部分。もしすでにカサつきや赤みが見られる赤ちゃんは、保湿剤は「乳液タイプ」よりも「クリームタイプ」がおすすめです。
クリームは、より油分が多いのがポイント。肌のバリア機能を補い、刺激から肌を守りつつ、与えたうるおいが逃げてしまうのもしっかり防いでくれます。季節に関わらず、肌が乾燥しやすい子、乾燥しやすい部位はクリームでケアしましょう。
カサつきやすい肌もしっとり♪
ベタつかない高保湿クリーム
「ママ&キッズ ベビーミルキークリーム」は、育児雑誌のクチコミNo.1を7年連続で受賞している大人気低刺激クリーム。冬場の乾燥しがちな赤ちゃんの肌もしっとりうるおす保湿力なのに、ベタつかないのがうれしいポイント。顔も体も伸ばしやすく、もっちり肌をキープします。
よくある質問:ワセリンやオイルで保湿ではダメなの?
ワセリンやオイルで保湿ケアをしているという方も多いですが、これだけだと、赤ちゃんの肌に不足している「うるおい(水分)」を補給することができません。
先述の通り、赤ちゃんの肌はうるおい成分が少なく、その少ないうるおいを守る油分も不足しています。トラブル知らずのすこやかな肌を育てるには、うるおい(水分)も油分もバランスよく補う必要があります。ワセリンやオイルだけだと、必要なうるおいを補給できないままに、肌の上に膜をはるだけになってしまいます。肌状態や季節に合わせて、乳液またはクリームでケアするのがおすすめです◎
ほっぺの赤み対策③よだれ・食べ物の刺激からも肌をガードしましょう
何かと汚れがちな赤ちゃんの肌ですが、離乳食やミルクの前後のちょっとしたケアで、肌トラブルのリスクを減らすことができます。ぜひ、食事前後の「保護クリームケア」を習慣にしましょう!
ミルクに、食べこぼし、よだれ、鼻水……赤ちゃんのお口まわりは常に汚れがち。汚れをそのままにしておくと、かぶれや肌荒れなどの要因にもなってしまいます。
「ママ&キッズ ベビープロテクトベール」は、そんな刺激からデリケートな肌を守る保護クリーム。食事の前に塗るだけで、肌に直接刺激が付くのを防いでくれます。食事のあとにも、口まわりをきれいにして保湿した後に塗っておけば、外気やほこりなどの刺激もプロテクト。荒れやすい顔の頼もしい味方です。
落とすときも、特別なケアは不要。低刺激洗浄料だけできれいに落とすことができます。
顔のケアが食物アレルギー予防に?
小児科・アレルギー科医監修のこちらの記事もチェック!
https://www.natural-s.jp/baby/skin-care/dry-skin/0522-care-around-mouse-allergy-prevention/
ほっぺの赤み対策④意外な盲点!爪のケアも忘れずに
顔に赤みが出ると、かゆみが出ることがあります。勢いのままにほっぺをかいてしまえば、傷になったり、更なる炎症の原因に。
特に、赤ちゃんの爪は薄くて反り返りやすいので、肌を傷つける可能性が高いのが特徴です。顔のスキンケアと一緒に、爪のケアをこまめに行いましょう。
爪のポイント
●爪はこまめに切りましょう
薄い紙で指を切ってしまうことが多いように、赤ちゃんの薄い爪は肌を傷つけやすいもの。爪は常に短く保っておきましょう。爪の伸び方は個性があるので、1~2日おきといった頻度で切る必要がある子もいます。
●保湿は指先・爪まで念入りに
薄い紙で指を切ってしまうことが多いように、赤ちゃんの薄い爪は肌を傷つけやすいもの。爪は常に短く保っておきましょう。爪の伸び方は個性があるので、1~2日おきといった頻度で切る必要がある子もいます。
【赤ちゃんに多い「スプーンネイル」】
爪のケア方法をもっと詳しく知りたい方はこちら
https://www.natural-s.jp/baby/health/1128-babys-nail-easy-to-warp/
ほっぺの赤み対策⑤ほっぺが触れる寝具は常に清潔に
爪にひき続き、意外なポイントですが、寝具や衣類などを清潔に保つことも大切です。寝た状態の多い赤ちゃんは、枕や掛布団などの寝具が肌についた状態の時間も長いもの。
この寝具が汚れていると、肌トラブルの原因となるだけでなく、アレルゲン(アレルギーの原因物質)が肌から入り込みアレルギーを引き起こす原因となることも。
涙やよだれなど何かと汚れやすいので、寝具は洗いやすいものを選び、こまめに洗うようにしましょう。同じ理由で、スタイやお洋服も汚れたら取り替えて、清潔に保つのがおすすめです。
タオルで簡単&洗い替えもラクラク♪
助産師さんに聞いた「快眠タオルベッド」のつくり方
https://www.natural-s.jp/baby/health/0118-towelbed/
おわりに
今回は、赤ちゃんのほっぺの赤みの原因、そしてその対策方法をお伝えしました。
「赤ちゃん」とよばれるくらいですから、ほっぺが赤いのも当たり前だと思っている方も多いはず。しかし、ほっぺの赤みは肌荒れの危険信号。そこから刺激が入り込めば、さらなる肌荒れやアレルギーを引き起こす原因にもなります。
でも、スキンケアのポイントをおさえて、爪や寝具の刺激も予防すれば、きっとすこやかなぷるぷる肌を手に入れられます。毎日のスキンケアをぜひ習慣にしてくださいね♪
赤みやかゆみ、乾燥が強い場合は、スキンケアだけで解決しようとせずに病院へ行きましょう。スキンケアは、トラブル「予防」はできても「治療」はできません。すでに炎症が起きている場合は、早めの治療で症状を抑えてあげることが大切です。
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