夏のヘアケアで気を付けるべきポイントとは？

健康な髪・頭皮のために、頭皮ケア以外にも毎日の生活で気を付けるべきポイントとおすすめのお手入れ方法をいくつかご紹介します。

毎日のケアで気をつけること

●保湿力の高いシャンプー、育毛剤を選ぶ。

女性の頭皮トラブルの原因の多くは「頭皮の乾燥」といわれています。女性は男性よりも皮脂分泌が少なく、脱脂力や洗浄力の強いシャンプーを使い続けていると慢性的な乾燥状態になることもあり、乾燥した頭皮は皮脂が不足するため免疫力が落ち、トラブルの原因になる可能性があります。そんな女性の頭皮には保湿力の高い適度な皮脂を残しながら洗浄してくれるシャンプーや、保湿成分の配合された頭皮ローションがおすすめです。

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●身体を冷やさない。

冷え性に悩む女性が多く、身体の冷えは頭皮にも悪影響を及ぼします。身体が冷えることで毛細血管が収縮し、健康な頭皮を保ったりイキイキとした髪の毛を育てるための栄養素が 十分に運ばれなくなります。栄養不足の頭皮は状態が悪化し、頭皮トラブルが慢性化することもあります。

寒い季節は意識して冷え対策をしますが、夏場は意外と怠る人が多いので、夏場のほうが冷えやすいのです。冷たい飲み物や冷たい食べ物ばかり食べると内臓から体が冷えます。夏でも、温かい飲み物や常温のものを意識して飲むようにしましょう。

●ホルモンバランスを整える。

女性の抜け毛や薄毛の原因の多くはホルモンバランスの乱れや女性ホルモンの減少からと言われます。女性ホルモンはとても繊細で、ちょっとした体調の変化や生活習慣の乱れ、ストレスなどで乱れ身体の様々な部分に悪影響を与えます。ホルモンバランスの乱れを整えるために、以下のようなことを意識しましょう。

・ストレスは適度に解消する
・バランスのとれた食事をとる
・適度な運動を意識する

ホルモンバランスを整えるにはやはりバランスのとれた生活を送ることが何よりも大切です。

オススメのお手入れ方法

●ブラッシング《シャンプー前》

頭皮を理想的な状態に整えるケアのために、 シャンプーの前に数秒で出来るブラッシングを行うことをおすすめします。

ブラッシングをすることによって、髪についたほこりや汚れをかなり落とすことができ、その後のシャンプーの泡立ちが良くなります。ブラッシングは直接頭皮をケアするという目的ではなく、ブラッシングをすることで髪の毛のほつれをとり、汚れやほこりをある程度落とすことで シャンプーの泡立ちをアップさせ、毛穴につまった汚れや皮脂を取りやすくするというのが本来の目的です。

①シャンプー前の髪が濡れていない状態で髪の毛をブラッシングしましょう。

※髪が短い人も行ってください。
必ず毛先から順に丁寧にブラッシングしてください。 髪の毛のほつれを解くと同時に、ほこりなどの汚れを落としているという意識を持って行いましょう。

②丁寧にシャンプーしましょう。

いつも以上に泡立ちが良くなり、洗いやすくなっているはずです。

●頭皮マッサージ《シャンプー時》

マッサージは手軽にできて、なおかつ効果の高い頭皮ケア方法です。毎日のマッサージは特にシャンプーの時に一緒に行うことで頭皮の血行を促進し、元気でコシのある髪の毛を育てます。また、頭皮を柔らかくすることで様々なトラブルを予防する効果もあります。

シャンプー時に、以下のように頭皮マッサージをしてみましょう。

①シャンプーを頭皮にまで泡が行き届くようにしっかり泡立てます。
②髪全体に泡が行き届いたら、指の腹を使って頭皮全体をもみほぐすようにマッサージしましょう。
※絶対に爪を立てたり、無理に力を入れないこと。
③次に親指以外の4本の指を使って、ジグザグと小刻みにマッサージします。
④最後に全部の指の腹を使い、ポンッポンッとつまむようにマッサージします。

これを毎日のシャンプーのときに数分取り入れることで、頭皮環境の悪化を予防し、毛髪の成長も活性化することが出来ます。

●頭皮マッサージ《シャンプー後》

シャンプー後に、育毛剤や頭皮ローションをつけて、頭皮マッサージをオススメします。血行が豊かになるばかりか、頭皮の緊張が解きほぐされ、リラックスと共にストレスからも解放されていきます。

①円を描くようにこめかみ付近からマッサージ
まずはこめかみから耳の上方にかけて両手の親指以外の四本の指をあて、耳を包み込むように親指を後頭部において固定させます。そしてそのまま親指を固定した状態で、残りの四本の指で円を描くようにマッサージしていきます。
※爪を立てず、指の腹を使って押さえる様にマッサージしましょう。

②指をずらしながら、下から上へマッサージ
しばらく続けたら、そのまま全ての指を少しだけ上方にずらしてマッサージする場所を変えていきます。頭皮の血行は下から上へ流れていますので、マッサージも血流に沿って下から上へと行うのが効果的です。１日５分程度が目安です。