夏のザラつき、くすみ、テカリは朝のクレンジング洗顔で解決します

日本ではスキンケアのなかでも“与えるケア”に注力しがち。“落とすケア”であるクレンジングや洗顔はアイテムも洗い方もあまり高い意識をもっていないと感じることがよくあります。

かくいう私も30代前半までは落とすケアをおろそかにしていました。
美容液やクリーム選びに必死で、朝は乾燥するからとぬるま湯洗顔、夜に使う洗顔やクレンジングはとくにこだわりなくごしごしと力任せに落としている日々でした。やはりそのツケはまわってくるもので、洗っているつもりなのに顔はくすみ、鼻やあごはザラつき、顔のなかでもテカリと乾燥が混在する状態でした。
実際、美容雑誌の編集者時代に読者アンケートを実施したときも、化粧水や美容液に比べて、落とすケアにかける情報収集や金額、時間が、毎回極端に少ないと感じていました。

日本人の洗顔への意識はアジアの中でも相当低い！？

私は今、大学院に通っていて、クラスメイトに中国や台湾の留学生も多く、20代～30代のアジア人女性に聞いてみたところ、みな口を揃えて「スキンケアでいちばん大切にしているのはクレンジングと洗顔」と言うのです。それは、大気汚染物質が気になるから、そしてやはり落とすことをきちんとしているとうるおいが入りやすいから、という理由からでした。選ぶアイテムも最高級ラインの洗顔を揃えたり、好みの洗浄力と香りと質感を吟味して選んでいたり、意識が高いと感じました。

そこで、おすすめしたいのが「朝のクレンジング洗顔」です。
私自身、肌に悩んでいた30代にちょうど朝洗顔の重要性を知り、実践してみたところ肌がたった1日で変わったのです。まず手触りが、そして質感が、次第に顔色までピンク色になって、感激したのを記憶しています。

朝や日中のベタつき、肌荒れが気になる人は「みずみずしいジェルクレンジング」を

まだまだ暑い日が続き、朝起きたときのベタつきや日中の皮脂崩れ、暑さと冷房で肌バランスが崩れて肌荒れに悩んでいる人も多いと思います。こんな肌には、みずみずしいジェルタイプのクレンジングがおすすめです。朝にクレンジング？ と思う人もいるかと思いますが、じつは朝、酸化した皮脂などの汚れをそのままにしておくと、汚れの上にメイクをすることになり、均一にのらず崩れの原因になりやすいのです。皮脂は油ですから、クレンジングの油分で落とすのがいちばん素早く負担なく落とせます。ぷるんとみずみずしいジェルなら汚れを包みながら、使うほどにうるおいもアップ。
ジェルのクッション性をいかしながら、肌には触れないようにくるくるとすべらせていきます。ベタつきが気になる鼻やおでこは、小刻みにくるくると指を動かすと、不要なベタつきだけがとれていきます。すると洗い上がりはすっきりすべすべ肌になり、爽やかな気分で一日を過ごせます。

＞アクアクレンジングジェル

ザラつきやくすみが気になる人は「角質ケアできるフォーム洗顔」を

暑いからといって冷たいものばかりでお腹を満たしていたり、運動不足になりがちな時期は肌の代謝が滞り、落ちるべき古い角質が肌に居座り、ザラつきやくすみとなって表面化します。そんな悩みには、角質ケアできる洗顔をチョイス。ミルクタイプなら、ケバ立った角質にもスムースにからみ、くすみをやさしく包みこんでくれます。このタイプは、できるだけ摩擦を起こさないように、きめ細かい泡をたっぷりとのせて、しばらく泡パック。洗い流したあとは、透明感がでてつるつるに。

＞ミルキークリアフォーム

ニキビや黒ずみ毛穴が気になる人は「皮脂コントロールするニキビ用洗顔」を

ニキビのおもな原因は余分な皮脂や汚れ。ニキビ用の洗顔フォームならケア効果も高く、抗菌作用によってあらたなニキビもできにくくなります。フォームタイプなら泡だて不要で、ニキビゾーンをピンポイントで泡パック。ニキビを刺激しないように、泡をのせておくだけで、汚れを吸着してくれます。
またニキビができやすい人は生活習慣も見直して。夏は夜ふかししやすく、時間が不規則になり、体内時計も狂いがち。冷たいビールやアイスに揚げ物が続くと、肌も酸化しやすく皮脂づまりも起こってしまいます。体に刺激の少ない食事とたっぷりの睡眠を心がけましょう。

＞薬用クリアホイップ

夜はほとんどの方がシングル洗顔かダブル洗顔をしているかと思います。朝の洗い方を変えるだけで、日中の乾燥やテカリが激減し、メイクのりも抜群によくなるのです。朝、ぬるま湯洗顔だけを実践している方もぜひ試してみてくださいね。