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更新日:2019.07.02
第15回 トレンドのパーソナライズド美容は美白スキンケアにもあてはまります| 美容
美容お役立ちコラム【第15回 トレンドのパーソナライズド美容は美白スキンケアにもあてはまります】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
第15回 トレンドのパーソナライズド美容は美白スキンケアにもあてはまります
今年もますます“パーソナライズド美容”を求めて市場が盛り上がっています。
WEB上で、店頭で、肌タイプ別診断でぴったりのスキンケアを選んだり、唇や肌の色からベストリップを導くのはもちろん、最近は髪質や理想の仕上がりを細かく組み合わせてオーダーする“クチュールメイド”のヘアケアアイテムまで登場しました。より“パーソナルなコスメ”を女性は求め、“私のための一品”に出会うまでのプロセスを重視している傾向にあります。
もちろん美白も、パーソナライズドしています。
これらすべて、乾燥やくすみ、シミを招く原因となります。
シミひとつとっても、その原因がなにからきているかによって、使うべき美白スキンケアは異なるからです。自分にぴったりの美白を選ぶと、それだけ効率的にスピーディに透明感が訪れるのです。
ではどのように選べばいいのでしょうか?
肌悩みで、生活スタイルでmy美白をチョイスする
美白のお手入れの方向性は、大きくわけて3つあります。
1.まずひとつめは「シミの集中還元美白」
こんな気になる症状はありませんか?
□目立つシミができている
□ケアしても翌年シミが出てくる
□代謝が悪いと感じている
すでに濃いシミ、気になるもやもやシミが定着していて、毎年美白をするものの、またシミが浮き上がってきて何をすればいいのかわからない……。
そういった繰り返すシミの原因のひとつに、めぐりの悪さが挙げられます。
年齢とともに代謝は落ちるうえ、移動手段を車に頼りすぎていたり、駅ではエスカレーターばかり使っていたり、呼吸が浅かったり……。
日常のひとつひとつの動作をあわせると結構な時間に積み上がります。代謝を上げない省エネ生活をしていると、体のめぐりはどんどん低下して、通常であればシミは真皮から肌表面に向かって移動して最後は剥がれ落ちますが、その正常なサイクルが乱れ、シミに変化してしまうのです。
こういった方は、還元力の高い美白アイテムで集中的にケアすることがおすすめです。
2.ふたつめは「抗酸化美白」
□紫外線にあたることが多い
□日々ストレスを感じやすい
□揚げ物やスナック菓子が好き
人は呼吸するだけで酸化が進むと言われています。
その酸化はすべてのエイジングの根源で、抗酸化は美しく健やかに生きるためのキーワードのひとつとなっています。
酸化が急激に進む行動に、上記の項目が挙げられます。
紫外線にあたれば酸化ダメージが起こり、シミや乾燥やしわを引き起こします。
ストレスを感じたり、怒ったりすると、一気に全身から酸化するとも言われており、ストレス社会の現代では、ストレスを回避したりうまく付き合うためのノウハウや商品があふれています。それだけ酸化ダメージと隣り合わせということですね。
揚げ物やスナック菓子は、そもそもが酸化した状態の食べもの。それを口に入れるのならば、できるだけ揚げたてをいただきたいですね。私自身、からあげやコロッケ、ポテトチップスが大好き。けれども、血管から酸化チェックを検査してみたところ、酸化度が自分の年齢の平均値よりも進んでいて、食べる量をコントロールするように心がけています。
こういった生活スタイルになりがちな人は、美白で抗酸化作用のあるアイテムを選ぶといいですね。
3.みっつめは「うるおい美白」
□エアコン漬けで芯が冷えている
□保湿しても満たされない
□全体がくすんでカサカサする
うるおい美白がとくに必要な人は、冷え性、生気がない、くすみがちなタイプ。
うるおいが巡っていないから、全体的に水分不足でエネルギーが巡っていない印象を与えてしまいます。
肌のキメのひとつひとつが水分不足だと、空気の減った風船のようにしょぼんとして、へこんだところには陰ができ、くすんで見えます。対して、キメひとつひとつに水分が行き渡り、ふっくらすると、隣同士ぴったりと密に整列して、光をきれいに反射してくれるのです。
ためしに、たっぷりの化粧水でコットンパック、美容液を手のひらであたためながら塗って浸透を高めてください。そうすると、すみずみまでうるおい、肌にも明るい光が差し込んできます。
まず鏡を見て、自分の肌と生活スタイルと向き合って、my美白を見つけてくださいね。
美容ジャーナリスト
鵜飼香子
profile
広告制作、集英社の美容誌MAQUIAの編集者を経て、現在は美容ジャーナリストとして活動しながら、大学院で経営学・マーケティングを学んでいる。毎月150もの新製品を試し、分析してきた経験から、女性誌やブランドサイトにて、美容法をアドバイスしたり、化粧品のアドバイザーやコンサルティングなどを行う。2児の母として、効率化とエンタメ性あるビューティを心がけている。