健康・ヘルスケア
更新日:2016.03.15
知ってそうで意外と知らない、妊婦さんの「お腹の張り」の原因
マタニティお役立ちコラム【知ってそうで意外と知らない、妊婦さんの「お腹の張り」の原因】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
知ってそうで意外と知らない、妊婦さんの「お腹の張り」の原因
妊娠中、ほとんどの妊婦さんが経験するおなかの張り。「おなかが張るってよくわからない」「張ったらどうすればいいの?」という妊婦さんも多いのでは?不安を感じる前に、おなかの張りについて少しだけ知っておきましょう。
おなかの張りは、多くの場合「子宮の収縮」によるもの
赤ちゃんがいる子宮は筋肉で出来ています。普段ママがリラックスしているとき子宮はやわらかくゆるんでいますが、動いたり何らかの刺激によって筋肉が緊張すると、「キュッ」と硬くなることがあります。この子宮の動きが、一般的に「おなかの張り」と言われるものです。子宮の筋肉の緊張は、冷えやストレス、便秘や衣服によるおなかの締め付けが原因のこともあれば、何も原因が見当たらなくても起こることもあります。
そのほか子宮を支えている靭帯のひっぱりや、急激に大きくなるおなかに皮膚がついていくときの伸びなどを、おなかの張りとして感じることもあるようです。
おなかの張りはこんな症状!
【妊娠初期】
妊娠初期におなかが張る原因は、妊娠によって子宮が大きくなり始めたため。下腹部が重いと感じたり、生理痛のような痛みがでることがあります。
【妊娠中期】
妊娠中期は一般的におなかの張りはあまり感じない時期ですが、激しく体を動かすと張ることも。つわりも落ち着いて元気が出てくる頃ですが、激しい運動や無理は禁物です!
【妊娠後期】
子宮が大きくなり筋肉が張りやすくなるため、頻繁におなかが張る時期。また、出産が近くなると起こる前駆陣痛などとおなかの張りの見極めが必要ですので、お医者さんに事前に話を聞いておきましょう。
おなかの張りは、ほとんどの場合一時的なものです
「おなかが張ったらどうすればいいの!?」と不安な方も多いかと思いますが、胎動に伴っておなかが張ったり、約30分以内に張りが治まるときは、まず心配ないと言えるでしょう。ただし30分以上張りが続いたり、痛みや出血を伴う場合、いつもと違うと感じる場合はすぐに病院に連絡を。
おなかが張ったら、しばらくの間安静にしましょう
生理現象なので特に心配ないことがほとんどですが、おなかが張ったときはできるだけ安静にした方がよいでしょう。
おなかの張りは外出先で感じることが多いですが、そのときはどこか座れるところを探して、痛みが落ち着くまでゆっくり安静にしましょう。電車やバスの揺れが刺激になる場合もありますので、移動中に張りを感じたときは、一旦降りてゆっくりすることをおすすめします。