健康・ヘルスケア
更新日:2014.08.15
温度調節と食事がカギ!知っておきたい夏バテの原因と対策【対策編】
健康お役立ちコラム【温度調節と食事がカギ!知っておきたい夏バテの原因と対策【対策編】】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
温度調節と食事がカギ!知っておきたい夏バテの原因と対策【対策編】
夏の疲れが一気にでてきて「夏バテ」をおこしやすい8月後半。ここでしっかり対策をとるかどうかで、残暑の体の調子がぐんと変わってきます!今回は、今こそ気をつけたい夏バテ対策10か条をご紹介します!
①冷房は使い方に注意して
冷房の効いた室内と蒸し暑い屋外を往復すると、体はその変化にうまくついていけなくなります。5度以上の温度差に対しては体の温度調節はうまく働かないと言われています。体のためとエコのためにも、冷房の設定温度は低くしすぎないようにしましょう。
また、直接体に冷たい風があたると体表の熱が奪われ続けて、体が疲れてしまいます。冷房の風向きは天井に向け、扇風機も首を振るようにしましょう。
②除湿機、扇風機をうまく活用!
体は湿度が低いと涼しく感じます。「冷房よりも除湿」に気をつけるのが意外な夏の乗り切りポイント。さらに風があると体の表面から熱が奪われて涼しくなるので、扇風機の併用は効果的な方法です。
③睡眠中の冷房設定温度やタイマーに気をつけて
睡眠中は体温が下がります。冷房を強い設定のままかけっぱなしにしてしまうと、冷えすぎで体に負担がかかります。睡眠中は設定温度を高めにしたり除湿設定にすることや、タイマーの活用をしましょう。
④頭を冷やして安眠を
睡眠中は全身を冷やさなくても頭が冷えるだけでも涼しく感じられるものです。冷えるタイプの枕や熱を下げるシートを使ったりするとかなり涼しく感じられ安眠へと導くことができます。
⑤上着の脱ぎ着で、かしこく温度調節
オフィスや交通機関、公の場では冷房温度もまちまちです。冷えすぎていることも多々ありますので、上着やはおり物を一枚用意して脱ぎ着で自分に合った温度調節をしましょう。
⑥水分の摂取をこまめに!でも冷たい飲み物の飲みすぎにご注意を
水分を控えていると体は脱水傾向になり、熱中症になることもあります。こまめな水分補給が大切です。でも、暑いからと言って冷たい飲み物ばかりを飲んでいると胃腸の働きが低下してしまいます。夏はつい冷たいものをごくごく飲んでしまいますが、温かい飲み物で胃腸の消化や働きを高めるようにするのもおすすめですよ。
⑦刺激のある食べ物を味方にしましょう
胃腸を刺激すると食欲が増進されます。胃腸の働きを促す食べ物は、香辛料や香味野菜などがあります。また、辛いものは発汗により夏バテ防止も期待できます。レモンやお酢などの酸味(クエン酸)も食欲増進、疲労回復効果があります。
⑧タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識的に摂って
夏バテ防止にはタンパク質、ビタミン、ミネラルが欠かせません。効果的にバランスよく摂りましょう(夏バテ対策の食事については、次回また詳しくご紹介します)。
⑨「夏太り」に要注意!
夏は暑さで体力も使うし、太らないと思っていませんか?
冷房の効いた部屋で、ついつい食べ過ぎてしまっていませんか?
「夏=夏バテ=夏痩せ」というイメージを持っている方が多いですが、実は、気がつくと「夏太り」に陥っていることがあります。夏の食事は冷えたものが多いせいで油分や甘味を感じにくいので要注意です。
⑩汗を上手にかきましょう。
体の温度調節には汗をかくことがとても重要です。血行が良くなれば老廃物も排出されます。適度な運動や入浴は効果的で、入浴法も半身浴などでゆっくりとぬるめのお風呂につかるのもよいでしょう。こんな時にはラベンダー、ミント、ヒノキなど、お好きな香りの入浴剤を入れてリラックスしましょう。(※半身浴は38~39度くらいのお湯で、みぞおちまでの湯量に15分くらいゆったりとつかります。)