マタニティ(妊娠中/産後)
更新日:2015.03.27
授乳は続けてOK?助産師さんに聞く「乳腺炎」の基礎知識
マタニティお役立ちコラム【授乳は続けてOK?助産師さんに聞く「乳腺炎」の基礎知識】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
授乳は続けてOK?助産師さんに聞く「乳腺炎」の基礎知識
ママの約4分の1がかかると言われている「乳腺炎」。おっぱいが痛くなるほかにも、熱が出たり寒気がする人もいるそうです。今回は助産師 代田佳恵先生にうかがった、乳腺炎の基礎知識をご紹介します。
そもそも「乳腺炎」って?
乳腺炎は乳房に圧痛、熱感、腫れなどがあり38.5℃以上の発熱、悪寒、インフルエンザのような体の痛みなどを伴うものと定義されています。
【主な症状】(一つ一つの症状だけですぐに乳腺炎というわけではありません)
・おっぱいを押さえると痛い
・おっぱいの一部が熱を持ったり赤くなっている
・おっぱいの一部が固くなったりしこりができる
・乳頭が固くなる
・熱が出る
・寒気がする
乳腺炎のときは授乳を控えなくていい!?
乳腺炎になったら、赤ちゃんにおっぱいを飲ませていいのか不安になりますよね。実は、赤ちゃんにしっかり飲んでもらうのが正解◎。乳腺炎は、おっぱいの出口が詰まってしまうことで起こります。赤ちゃんにどんどん飲んでもらうことでしだいに詰まりも良くなり、症状も改善されていきます。
お母さんが病気や検査で薬を飲まなければならないときなども、授乳を続けられる薬が多くあります。ドクターと相談して授乳を続けられるようにすることも乳腺炎を防ぐことになります。
乳腺炎になったのときは助産師さんか近くの母乳外来へ
乳腺炎の原因は、おっぱいの不適切な飲ませ方やマッサージのしかたに問題があることが多いと言われています。どんどん母乳を飲ませることで治ればいいですが、適切な授乳方法を取らないと、痛くて仕方ない状態が続くことも。詰まりやしこりがある場合は母乳外来や近くの助産師さんなどに、相談してみるといいでしょう。正しい授乳方法をチェックしてもらえれば、今後のトラブルも防ぐことにつながります。
高熱が出る、おっぱいが赤く腫れあがって痛いなど症状がひどいときは、お医者さんを受診しましょう。