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マタニティ(妊娠中/産後)

更新日:2018.02.20

子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【後編】

キッズお役立ちコラム【子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【後編】】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

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子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【後編】

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スキンケアのプロと、保育のプロによる「子どもとのかかわり方」に対する対談。子育てのヒント満載の対談を、前編に引き続きご紹介します!

>子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【前編】 はこちら

『基肌育』実践中! きららっこ石神井公園保育園の取り組み

ナチュラルサイエンスが提唱する『基肌育(日々のスキンケアで一生モノの基肌を育てていること)』に理解を示し、9年に渡り保育園での活動に取り入れているきららっこ石神井公園保育園(以下:きららっこ保育園)。冨樫延子園長先生の指導のもと、毎日次のような基肌育活動を行っています。

・朝の保湿ケアで1日の乾燥を予防

おうちで顔も体もたっぷり全身保湿をおこなってから登園してもらうように、保護者の方にお願いしています。

・季節を問わず紫外線対策

未熟な子どもの肌を守るために、1年を通してつば付きの帽子を使用しています。

・外遊び後は手洗い&全身キレイにして保湿ケア

外遊び後は、感染症予防もかねて、手洗いを実施。また、汗や汚れを肌に放置せず、全身を拭いて(もしくはシャワーで流して)、そのあとは必ず全身の保湿をします。

・ごはん・おやつの前後に保湿ケア

食べこぼしやよだれによる肌トラブルを防ぐために、食事前に保湿。顔が汚れた時は、柔らかいおしぼりで、肌をこすらないようにやさしく拭きます。食事後も保湿ケア。

・おむつを替えるたびに保湿ケア

おむつと保湿剤をワンセットでまとめておき、キレイにするたび保湿ケア。

『基肌育』の結果、肌はキレイに&情緒の安定した子どもに!

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きららっこ保育園では、『基肌育』導入の結果、スキンケアを行っていない子たちよりも、肌の水分量・皮脂量ともに大きくアップ。最初は肌のキメすらわからないくらい乾燥していた肌の子も、こまめなスキンケアを続けることでぷるぷるのすこやか肌を手に入れています。

また、スキンシップ(タッチケア)効果により、子どもの情緒の安定や親子の絆の形成にも効果があるというスキンケア。そのおかげか、きららっこ保育園の園児さんたちは、情緒が安定し、自ら考え行動する力やお友達との協調性も育っているようです。

れいこ社長とのぶこ園長によるスペシャル対談

>子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【前編】 はこちら

ナチュラルサイエンス社長 小松令以子(以下:れいこ社長)きららっこ保育園では、子どもたちに園長先生のことも「のぶこさん」と下のお名前で呼ばせていますが、なぜそうしているのですか?

きららっこ石神井公園保育園園長 冨樫延子先生(以下:のぶこ園長)先生という鎧を着ずに、人間同士のお付き合いをしたいんです。特に、0~3歳の子どもにとって、お母さんやお父さんに代わる大人が「先生」となるよりは、人として信頼関係を築いていきたいと考え、名前で呼び合うことにしました。もうひとつの理由は、名前を大切にしたいから。「名前を大事にすることは、その人を大事にすること」という考えでお付き合いをしています。

れいこ社長子どもたちを見ていると、そのような園長の考えが反映されていますよね。ところで、今年から4歳以上のお子さんが新しく入園してきましたが(※)、以前から基肌育を続けていた子と違いはありますか?(※きららっこ石神井公園保育園は2016年度より認可保育園となり、年長クラスまでの園児受け入れとなりました。)

のぶこ園長基肌育を続けてきた子どもたちは、自分で自分の体の状態を把握して、コントロールする力がついていると思います。例えば、子どもたちが食べる量というのは、個々で違いますよね? 基肌育を続けてきた子どもたちは、自分はこれぐらいがちょうどいいというのを知っているんです。また、肌がちょっとカサカサしていると、「かゆいな。あ、乳液をぬっておけばいいや!」とわかる。このような「感覚」は、経験を積み上げてこないと生まれてこないですから、毎日のくり返しはとても大切だと思います。

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れいこ社長そうですね。スキンケアは0~3歳までにお母さんやまわりの方々が、「これってツルツルで気持ちいいよ」とか「ぬろうね」など、毎日同じことをくり返して習慣化していって、そこから自分でできるようになるのが理想だと思います。

のぶこ園長ただ、1歳にもなると、自我が出てきて何でも自分でやりたがるようになります。大人に何かされるのは嫌だし、屈したくないから、服を着せるだけでも大変なんですよね。そんなときは、「これとこれならどっち?」と選択肢を与えてみてください。自分で決めたものは着ますから(笑)。自分でできることは、できるまで待ってあげて、できたら褒めてあげると、自信がついて、結果、次のステップに早く移行できるんです。

れいこ社長待ってあげることが成長の早道なんですね! 最後に、育児に奮闘しているお母さんたちに、何かアドバイスをいただけますでしょうか?

のぶこ園長全部を完璧にやろうとせず、省けるものは省いてみてはいかがでしょう。料理が一品少なくても構わないですから、お子さんと触れ合う時間を大切にしてほしいですね。寝る前の10分、絵本を読んで「おやすみ、大好き」とハグするだけで、お母さんもお子さんも落ち着くと思いますよ。

プロに教わる「子どもとのかかわり方」のポイント

・(基肌育のように)経験の積み重ねが、自分自身をコントロールする力を育てる
・自我が芽生える時期も無理強いせず、子どもに選んでもらう(選択してもらう)
・できるまで待ってあげることが、成長の早道
・家事に完璧を求めるよりも、子どもとの触れ合いの時間を大切に

おわりに

前回に引き続き、スキンケアと育児のプロによる対談をお送りしました。『基肌育』の導入によりすこやかな肌が育つだけでなく、毎日の経験と「気持ちいい」という感覚の積み重ねで、子どもが自分をコントロールする力も身についているようです。

「ぬりぬりしようね」「気持ちいいね」と声をかけながら、子どもの経験を毎日積み重ねていくとことが、成長につながるのですね。皆さんもぜひ、参考にしてみてください。

のぶこ園長(冨樫 延子園長)

東京都練馬区の認可保育園「きららっこ石神井公園保育園」の園長。ナチュラルサイエンスが提唱する『基肌育(生まれてすぐからのスキンケアで、一生モノの肌を育てること)』に理解を示し、9年に渡って園と家庭の両方で基肌育を実施している。

れいこ社長(小松 令以子)

赤ちゃんから使える低刺激スキンケアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスの代表取締役社長。保育園や大学病院と協力し20年以上研究を重ね、生まれてすぐからスキンケアをすることで一生モノの肌を育てる『基肌育』を提唱している。

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