マタニティ(妊娠中/産後)
更新日:2019.09.24
【秋~冬に出産予定の方へ】今、しておくべき“3大出産準備”って?
マタニティお役立ちコラム【【秋~冬に出産予定の方へ】今、しておくべき“3大出産準備”って?】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。
【秋~冬に出産予定の方へ】今、しておくべき“3大出産準備”って?
赤ちゃんとのご対面を心待ちにしている、妊婦さん。
初めての出産を前に、あれこれ調べものに追われている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、この秋~冬に出産を控えた妊婦さんに向けた、今こそしておくべき体のケア方法を3つご紹介します。
1.インフルエンザの予防接種を受けておくのが◎
抵抗力が弱っている妊娠中。秋~冬に流行するインフルエンザには、特に注意が必要です。
インフルエンザワクチンは、接種してもワクチンの成分による感染をおこすことのない“不活化ワクチン”のため、妊娠中も接種ができます。国立成育医療研究センターによると、妊娠初期にインフルエンザワクチンを接種した妊婦の研究でも、先天異常発生率の増加はみられませんでした。むしろ、妊娠中はお母さんのインフルエンザ感染を予防することが大切であり、予防接種をうけることが勧められています。
ママはもちろん、パパや同居のご家族の予防接種も大切です。上のお子さんがいる場合、子どもは2回の予防接種が推奨されていますので、計画的に予防接種を受けることが大切です。
インフルエンザの予防には、これも大切
□ 外出後の手洗い等
インフルエンザはもちろん、感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
□ 適度な湿度の保持
室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。
□ 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために大切。出産に向けて色々スマホや本が手放せなくなりますが・・・時間を決めてしっかり休息をとりましょう。
□ 人混みや繁華街への外出を控える
年末年始の帰省やお出かけも、今年は今一度パパと話し合ってみては?外出の時は、日にちや時間をずらして混雑を避けたり、マスクをつけるなどの対策をとりましょう。
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2.「アトピー性皮膚炎は秋生まれに多い!?」出産準備にはスキンケアもマスト
実は、「秋生まれの赤ちゃんは、アトピー性皮膚炎の子が多い」ことをご存知でしょうか?ぷるぷる肌のイメージが強い赤ちゃんのお肌ですが、実はとても未熟でデリケート。水分も油分も少なく、放っておくと乾燥がどんどん進んでしまいます。
秋~冬生まれの赤ちゃんは、生まれたとたんに厳しい乾燥にさらされるため、アトピー性皮膚炎が多いのではないかと言われています。新生児から使えるスキンケアを出産準備品として用意して、生まれたその日から保湿ケアをしてあげましょう。
保湿剤には乳液やクリーム、オイルタイプのものとさまざまですが、この時季に用意するなら、クリームがおすすめ◎ 乳液よりもしっとりとしていて厳しい乾燥の季節に最適で、オイル1本では補いきれない水分も、肌にしっかりチャージしてくれます。
3.妊婦さん自身の乾燥対策も忘れずに!
肌が敏感な状態で乾燥の季節を迎えるのは、赤ちゃんだけではありません。多くの妊婦さんも妊娠を機に肌質が変わり、乾燥しやすくなります。
お顔はもちろん、ボディも同様。特におなかは妊娠後期に一気に大きくなり、臨月になるとだんだんと赤ちゃんの位置も下がってきて、肌に大きな負担がかかります。思わぬ肌トラブルで後悔しないよう、今こそスキンケアを念入りにしましょう。
おわりに
今回は、秋~冬に出産を控えた妊婦さんに向けて、赤ちゃんを迎える準備として気をつけておいてほしいポイントをお伝えしました。肌がデリケートな状態で乾燥の季節を迎えるのは、赤ちゃんだけではありません。ママ自身も、妊娠中から産後にかけて非常に肌がゆらぎやすくなります。ぜひ、ママ自身のボディやフェイスのケアも見直してみてくださいね。
参考
国立成育医療研究センター「妊娠中のお薬Q&A」
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/qa_ninshin.html#q4
厚生労働省「インフルエンザQ&A」
壬生 真人, 小田嶋 博, 柴田 瑠美子, 西間 三馨,「誕生月とアレルギー疾患 (気管支喘息・アトピー性皮膚炎) 発症についての検討」,日本小児アレルギー学会誌第14巻第4号459~465,2000