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マタニティ(妊娠中/産後)

更新日:2017.05.31

妊婦は虫歯になりやすい!? 安定期に入ったら歯科検診へ行きましょう

マタニティお役立ちコラム【妊婦は虫歯になりやすい!? 安定期に入ったら歯科検診へ行きましょう】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

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妊婦は虫歯になりやすい!? 安定期に入ったら歯科検診へ行きましょう

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妊婦さんは虫歯になりやすいってご存知ですか?妊娠中は口内の環境が変わるうえ、つわりがひどいと歯磨きもままならないなど、虫歯になりやすい状況が続きます。妊娠中に1回は歯科検診を受けましょう。今回は妊婦さんのお口まわりの環境についてお伝えします。

妊婦さんが虫歯になりやすい理由① 口内の環境が変わる

妊娠すると、ホルモンバランスの変化で唾液の分泌量が減ってしまいます。唾液の量が減ると、お口の中は酸性に傾きやすくなってしまいます。食事の後などもお口の中は酸性に傾きますが、この環境が虫歯を引き起こしやすい危険な状態なんです!

妊婦さんが虫歯になりやすい理由② つわりでお口のケアをしにくい

虫歯になりやすい口内環境に加えて、つわりになると歯磨きがしっかりできなくなる人も多くいます。ハミガキ粉の味やにおいが嫌で仕方なかったり、歯ブラシを口に入れると吐きそうになったり…と、お口をなかなか清潔に保てません。妊娠中は体調の変化もめまぐるしく、強い眠気や倦怠感に襲われる人も多くいます。うっかり歯磨きもせずに寝てしまった…!なんてことも少なくありません。

妊婦さんが虫歯になりやすい理由③歯医者に行きにくい

妊娠中は、おなかの赤ちゃんが心配でお薬や病院通いを避けがち。歯医者さんも同じで、レントゲンや麻酔などの影響を気にしてなかなか行きにくいものです。急な体調の変化を心配したり、つわりで気持ち悪い時期が続くいていれば尚更。でも、うっかり機会を逃すと出産・子育てとめまぐるしい日々が続き、なかなか歯医者に行けません。

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異変がなくても、妊娠中に1回は歯科検診へ行きましょう

以上のように、妊婦さんはいつもよりも虫歯になりやすい状態です。でも、うっかりこの時期に虫歯になってしまうと大変!赤ちゃんが生まれると、ママは自分の思うように行動できません。一人で外出すら滅多にできないのに、何回も歯医者さんに通うなんて至難の業。なんとかパパやご家族の協力を得て歯医者に行けたとしても、母乳育児中は麻酔治療もなかなか受けられません。そんな状態で育児による不規則な生活が続き、虫歯はますます進行中…なんて、考えただけで恐ろしいですよね。

特に今異変を感じていなくても、妊娠したら1回は歯科検診に行きましょう。自治体によっては妊婦さんの歯科検診の助成しているところもあるので、まずはチェックしてみてくださいね。

歯医者さんへ行くのは、安定期に入ったら

妊娠中の歯科検診が大切といっても、無理して早めに行く必要はありません。妊娠中に歯科検診に行くなら、安定期に入ってからがおすすめです。妊娠初期はつわりがある方はもちろん、何かと体調を崩しやすい時期なので避けましょう。

とはいえ、おなかが大きくなると、仰向けで診察を受けるのが苦しくて気分が悪くなる人もいます。体調も落ち着いておなかもそれほど大きくない、安定期に検診に行きましょう。虫歯があると何回か歯医者さんに通わなければならないので、あまり遅くならないタイミングで行けるといいですね。

治療の進め方については、歯医者さんに相談を

とはいえ、妊娠中も麻酔やレントゲンの心配はありますよね。まずは電話で予約をする際に、妊娠中であることを忘れずに歯医者さんに伝えましょう。あらかじめ伝えておけば初診の時から配慮してくれますし、治療を進めていくうえで不安なことは、気兼ねなく歯医者さんに相談できます。少しでも気になることがあればその都度聞いて、安心した状態で検診・治療を受けましょう。

おわりに

妊娠中は体が大きく変化する時期。おくちの中も同じで、虫歯になりやすい状況が続きます。虫歯を放置したままにすると、産後もなかなか歯医者さんに行けずどんどん悪化してしまうことも!安定期に入って体調が落ち着いたら、まずは歯科検診に行きましょう。治療に関して何かと不安もありますが、妊娠中であることをしっかり伝えて歯医者さんと相談しながら治療を進めることが大切です。

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